注意書に注目してみると

以下は、アメリカの二つの異なる「骨董店」(antique shop)で、実際に見かけた注意書きです:

(A) If you break it, you buy it. Please watch your children.
もし壊したら買ってもらいます。子供の監督をお願いします。
(B) Unattached children will be sold as slaves. Please watch your kids. Thanks.
付き添いのない子供は奴隷として売られますよ。子供の監督をお願いします。有り難う。(*'kids'(informal)は'children'との重複を避けるため?)

(A)、(B)ともにシンプルな英語です。
意図は、いずれも子供が商品を触って壊さないように保護者が責任を持って監視してね。程度の内容ですが、(A)は「直球型」、(B)は「変化球型」で、注意書きとしては対照的です。
(A)は、「壊したら弁償!子供の監督をお願いします。」と、極めてストレート、(B)は、「奴隷」の歴史を持つアメリカならではの表現なのか?(今の時代にはあり得ない話ですが、今でも18才未満の行方不明者年間約80万人、誘拐も多いと報道されている。)そうならないように子供をしっかり監督してくださいね、という意味・・・。
「壊れやすい」貴重な品々が並ぶ店内 ... 辺りに子供がいるなどの状況をイメージして、実際に骨董店主になったつもりで英語を何回も何回も声に出してみてください。
感覚的、状況的にどちらの英語の方がしっくりと据わりがいいですか?
英語は多分にセンスです・・・
知らんけど・・・。 

ハウスタケカの独り言でした。

*写真出典:tripadvisor.com
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