イギリスまで船、飛行機、列車で・・・

日本からイギリスまで、飛行機なら直行便で十数時間で行ける・・・それを船、飛行機、列車を乗り継ぎ18日間の旅・・・旅と言っても観光目的ではなく、イギリス到着が目的の単なる移動・・・もう随分と以前の話ではあるが、その旅程(itinerary)を辿ってみたい:

横浜 ⇒(船で)ナホトカ ⇒(列車で)ハバロフスク⇒(飛行機で)モスクワ⇒(列車で)ヘルシンキ(以下、ロンドンのビクトリア駅まで列車で)⇒ ストックホルム ⇒ オスロ ⇒ コペンハーゲン ⇒ アムステルダム ⇒ フランクフルト ⇒ チューリヒ ⇒ パリ ⇒ ロンドン、ビクトリア駅(出発から18日目)

ほとんどはその国の首都を通過し、それぞれ1~2泊した・・・ヨーロッパは一般に第二言語として、北に行けば行くほどゲルマン系の英語が通じる(因みに、南の方の第二言語は、ラテン系のフランス語)・・・なので、道中のコミュニケーションは、比較的英語の通じる北方の国々を通過した私にはラッキーだった、と言える。

強く印象に残った場所がある・・・オランダの運河の街、首都アムステルダムの中央駅から徒歩20分ぐらい(?)にある'アンネ-フランクの家'・・・ユダヤ系ドイツ人の16才の少女アンネが、「アンネの日記」(2009年ユネスコ世界記憶遺産)を記した有名な隠れ家・・・博物館になっていて、各言語の翻訳書(もちろん日本語も)が並べられている。ユダヤ人の迫害で、隠れていた屋根裏部屋(attic)は、はしご段を登って中を覗くことができる・・・そこで息を殺して、二年以上もじっ-としていたと思うと言葉を失う・・・最後は、密告され強制収容所送り・・・そして、そこで病気で亡くなった。 

さて、日本を出発して18日目・・・英国ロンドンのビクトリア駅に初めて降り立った時の衝撃は、今でもしっかりと覚えている・・・当然と言えば当然のことだが、止めどなく立て板に水のように流れてくる英語・・・とてもついて行けない・・・大陸の第二言語の英語とは異なり、これぞ本場の英語 ❛British English❜ だと実感した・・・そして、この瞬間から私の留学は始まった・・・。

ハウスタケカの独り言でした。 

写真出典:Wikipedia

ビクトリア駅.jpg

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さて、警察官は・・・?!

米国イリノイ州ミシガン湖畔のシカゴ(Chicago)の街中を歩いていた時のこと・・・流石に、ニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ米国第三の都市・・・交通量は半端ない・・・人や車が、縦横無尽に行き交う・・・で、歩道を歩いていた時、前の信号が赤になったので、もちろん横断歩道の手前で立ち止まり、信号が青になるのを待っていた。 

しかし周りの歩行者は、誰一人として立ち止まり、信号が青に変るのを待つ気配なし・・・急ぎ足で、私をどんどん追い越していく・・・左右を見て車が通らないのを確認して小走りで横断して行く・・・もちろん信号は赤である・・・事故が起きたら自己責任で片付けられるのだろうか・・・?!

そうこうしているうちに、前からこちらに向かって警察官が一人歩いてきた・・・がたいが大きく屈強そうで、腰にはもちろんピストルを携行・・・明らかに歩行者の視界に入っているはず・・・そんなこと関係なしに信号を無視して渡って行く・・・警察官が横断歩道にさしかかった時、もちろん注意すると思った・・・その時、彼の取った行動に唖然!!・・・左右確認して、他の歩行者と同じように信号無視で横断して行った・・・。えっ!何、これ!こんなことって、日本では先ずあり得ないと思いますが・・・。 

ついでに、もう一つ・・・今度は有無を言わさず、一刀両断の事例:

友達が「スピード違反取り締まり白バイ警官」(speed cop)に切符を切られた時、私も同乗していた・・・南ダコタ州の'prairie'(プレーリー、大草原)のど真ん中を串刺しするように横断する「州間高速道路90号線」(Interstate 90)(*備考)を走行中・・・I90は見通しの良い真っ直ぐな幹線道路・・・用事があって急いでいたのは確か・・・えっ?!気付いたら、ピタッと真後ろに白バイが!・・・一体、いつの間に?どこから?・・・もちろん、これはアウト!・・・「スピード違反」(speeding)で「罰金」(fine)を払うことになった・・・。 

(備考):マサチューセッツ州のボストンとワシントン州のシアトルを東西に結ぶ4,862㎞のアメリカ最長の州間高速道路

ハウスタケカの独り言でした。

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「は」と「が」vs. 'the'と'a'

母語話者(native speakers)は、話している時、「は / が」や'the / a'を意識することなく選択して使い分けている・・・それらの機能は、部分的に「新情報(が / a)・旧情報(は / the)」の観点から説明できる・・・例えば、「は / が」は、「広島サミット2023」に出席したウクライナのゼレンスキー大統領の場合、次の二通りの可能性がある:

ゼレンスキー大統領は5月20日来日した。(旧情報(予定通り)⇒静的記述)
・・・・・・・・・が・・・・・・・・・。(新情報⇒動的記述)

大統領は、前もって岸田総理との話し合いで、広島サミットに合わせて来日することが決まっていたようなので、この場合、旧情報の「は」の方が適切・・・これはほんの一部で、大野晋が「は / が」の使い方について、『日本語練習帳』(岩波新書1999)で一章分(約40ページ)を割いて説明・・・しかし、最後に一言、「ハとガについては、まだいろいろの使い方がありますが、基本的なことをお話ししました。」と述べている・・・このことは、網羅的に「は / が」の機能は説明できない、ということではないでしょうか・・・?!

英語の冠詞'the / a'について、アメリカで面白いエピソードがある・・・博士論文を仕上げた日本人が、どうも'the / a'の使い方に自信が持てず、同じコースのアメリカ人に冠詞の訂正を依頼・・・そしてその論文を、指導教授に見せたところ、また自分の書いていた元通りの冠詞に直されていた、というのです・・・これって笑うに笑えない話ですよね・・・。

日本語の「は」と「が」は、英語の'the'と'a'と似ているところがあって、一応の理屈はあるものの、母語話者は話している時、脈絡に即した座りの良い方を無意識のうちに選んで、使い分けているのです・・・それこそ母語が母語である所以なのです!?・・・知らんけど。

ハウスタケカの独り言でした。

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ローマ字入力・・・あなたはヘボン式or訓令式?

あなたはパソコンにローマ字入力する時、ヘボン式と訓令式(*備考)のどちらを使いますか?・・・この度、文化庁が70年ぶりの告示改正を検討していて、そのためのアンケート調査を実施(『読売新聞』2023/10/26)・・・結果は予想通り、訓令式とヘボン式の支持は伯仲していた・・・。 

私の必携アイテムはスマホでも携帯でもなく、実は電子辞書・・・最近、その電子辞書を店頭で見たところ、入力キーボードは全ての機種がローマ字のみ(以前はローマ字・ひらがなの併用あり!)・・・一方、パソコン、スマホ・携帯のほとんどがローマ字とひらがなの併用で、一部ローマ字のみのパソコンもある・・・しかし、仮名入力だけのものはなく、使用するキーが少なくて済むローマ字の方が一般的なようだ。

このように、今はローマ字入力が主流・・・一般に、ローマ字はヘボン式と訓令式があるが、実際は混在状態で紛らわしい・・・中にはヘボン式に改良を加えた日本式と呼ばれるものも一部ある。

   へボン式           訓令式
し   shi            si
ち   chi            ti
つ   tsu            tu
ふ   fu             hu
じ   ji             zi
しゃ  sha            sya
ちゃ  cha            tya (cya)
じゃ  ja             zya など。

インバウンドで、街中は外国人観光客で溢れている!!・・・地名、駅名、企業名など、混乱を避けるため早期の統一したローマ字表記が望まれる・・・私見ながら、私は日本語の音により近い表記は、訓令式よりヘボン式の方だと思っている・・・知らんけど。

ハウスタケカの独り言でした。

*備考
ヘボン式:1859年に医療宣教師として来日したアメリカ人のヘボン(J. C. Hepburn)が、基
     本的に考案したもの。
訓令式:論争のあったヘボン式と日本式の折衷案で、最終的に1954年に内閣告示されたもの。  

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HarvardとMITを訪ねて・・・

アメリカ西海岸のサンフランシスコ(San Francisco)にいた時、冬休みに北東部マサチューセッツ州(the State of Massachusetts)の州都ボストン(Boston)で一週間、ホームステイしたことがある・・・その年は命に関わる厳しい寒さ・・・体感温度(wind-chill― 気温と風の相乗効果で肌に感じる寒さ)はマイナス30℃以下で、近くの池が凍結・・・酷寒の中、その池でホストファミリーとアイススケートをした思い出がある・・・。

ところで、ボストンのチャールズ川(the Charles River)を挟んで対岸のケンブリッジ(Cambridge)の街には、ハーバード大学(Harvard University)とマサチューセッツ工科大学(MIT ― Massachusetts Institute of Technology)がある・・・同じ街に、肩を並べるように名門中の名門の二校・・・圧巻の一言!!

ハーバード大学は、1636年、宗教指導者を養成する目的で設立・・・キャンパスに牧師ジョン-ハーバードの彫像があり、彼が一応、創設者(founder)ということになっている・・・しかしハーバード個人が創設したのではなく、私財や蔵書を寄贈して尽力したらしい・・・ハーバードの彫像の足に触れると幸運が来るという伝説があり、私も触った・・・右利きの人が多く触るからか、左足のつま先がすり減っているのが印象的だった・・・。

マサチューセッツ工科大学では、忘れられないことが一つある・・・世界的に著名な言語学者、ノーム-チョムスキー(Noam Chomsky)教授の研究室をドキドキしながら訪ねた・・・まるで有名な映画俳優にでも会いに行くような気持ち!・・・冬休み中で留守だったが、秘書らしき人が対応・・・I'm afraid he's away on vacation. Would you like to make an appointment with him?(残念ながら彼は休暇で不在です。面会予約を取られますか?)と言われた時は、流石に「ドキッ!」とした・・・そして丁重にお断りした・・・。

ハウスタケカの独り言でした。

写真出典:Wikipedia.

MIT.jpgハーバード.jpeg