「室内射撃練習場('indoor range')での一コマ」

アメリカでは今週も銃乱射による事件があり、十数人の犠牲者が出た。
事件の度に「銃規制」('gun control')が叫ばれるが、対策は遅々として進んでいないのが現状である。
「銃犠牲者」('gun victims')が、年間一万人以上と言われているアメリカには、「室内射撃練習場」('indoor range')が普通に街中にあり、簡単な手続きで射撃の練習ができる。
実は、私も体験した。
そこは銃の販売店で、店の奥に練習場があった。
いろいろなタイプの銃の中から、自分の好きな銃が選択できた。
私は、アメリカの警察官が通常、携行しているとその店で教えてもらった「38口径回転式連発拳銃」('revolving. 38 caliber')を選んだ。
弾を装填(そうてん)し、防音耳当てをして準備完了・・・実弾入りの本物の拳銃は思いの外重く、緊張で最初の引き金をなかなか引くことができなかった。
そして一発目の乾いた(?)銃声と、両手にズシ~ンと伝わった強い衝撃は今でも覚えている・・・。
的は、前後可動式のボール紙・・・一番近い所に設定しても、最初の数発は真ん中には当たらなかった・・・。
隣で、二十歳前後の女性が練習をしていた。
二言三言、会話を交わした。
アメリカは銃が絡む犯罪が多く、この女性は護身のために、週一のペースで練習している、とのことだった・・・。

ハウスタケカの独り言でした。

*写真出典:newyork.jp

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「マクドナルド」vs.「ケンタッキー-フライドチキン」 ― キャッチ-フレーズを巡って ―

「マクドナルド」と「ケンタッキー」は、ファーストフードの代名詞的な存在で、簡潔なキャッチフレーズで消費者の心を掴んでいる。

各々のキャッチフレーズは・・・

「マクドナルド」 ― i'm lovin' it(「マクド」大好きだよ)
「ケンタッキー」 ― it's finger lickin' good(「ケンタッキー」は食べ終わって指をなめた
           くなるほどおいしいよ)

文体的特徴を見てみると・・・

「マクドナルド」―(1)書体を右傾斜のイタリックにしてより人目を引く。
         (2)文頭を小文字にして奇を衒っている。
         (3)loving を lovin' にして会話スタイルにしている。
         (4)'love'は通常は~ingにしないが、「マクド、(今)
            大好きだよ」感を演出している。
「ケンタッキー」―(1)書体を右傾斜のイタリックにしてより人目を引く。
         (2)文頭を小文字にして奇を衒っている。 
         (3)licking を lickin'にして会話スタイルにしている。

「マクドナルド」と「ケンタッキー」のキャッチフレーズは、同じ様な組み立て手法のようである。

ところで、イギリスの「ケンタッキー」のコマーシャルでは、コロナ禍で衛生的な観点から'finger lickin''(指をなめたくなるほど)にモザイクがかけられている。'finger lickin''を別の言い方に変えるのではなく、モザイクでわざと強調! 流石!「ユーモアの本場」と言われているイギリス・・・機知に富んだユーモアで、ぷっと吹き出したくなる。
何~んか、同じような事をアメリカでもやってるみたい。
どっちが先か・・・知らんけど。

ハウスタケカの独り言でした。

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あの「開運なんでも鑑定団」に出場!

実は、「なんでも鑑定団」の番組収録('Walt Disney(以下、WD)特集'でWDに関するものなら何でもOK)で、「東京ディズニーランド」に行ったことがある。
収録は休園日で、全ての乗り物が点検のため機械がむき出し状態、まるで工場見学の有り様・・・会場には、司会者の松尾伴内さん(ミッキーマウスの出立ちで!)やおなじみの鑑定の先生が勢揃い・・・そしていよいよ収録開始・・・私の前の人は出番前、「これね、WD直筆サイン入りの本なんですよ。」と、一冊の古びた本を大事そうに風呂敷から取り出し見せてくれた・・・ 結果は「WDは本にサインなどしません。」と、一刀両断の鑑定!撃沈! んんん・・・残念。
いよいよ私の出番・・・鑑定依頼の品は、アニメ映画『バンビ』Bambi(1942)の鉛筆書きの'rough story sketch'(略画)二枚・・・「これは正真正銘の本物です。」の鑑定にホッとした(アメリカの大学にいた時に友人の教授から頂いたもので、私は念のため作者Clair Weeksの資料を準備しておいた)。
そして高い評価に驚いた。
放映では、'It's a small world'をBGMに、ニコニコしている私の顔が画面一杯に映し出された。
テレビって凄いですね・・・放映の翌日、道を歩いていた時、見知らぬ人に「夕べ'何でも鑑定団'に出てましたよね。とても嬉しそうでしたね・・・。」と、声をかけられた。

ハウスタケカの独り言でした。

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これでは「新装開店」が泣きますよ!

これは高速道路の某サービスエリアでの出来事です。
そのサービスエリアはリニューアルオープンしたばかりで、装いも新たにどの店も賑わいを見せていた。
そんな時、ある店のレジ(「レジスター」(register)の略)に目を向けると、立派な大きな文字で'Casher'、と書かれていた。
「えっ!見たくない光景!」、その瞬間、思わず目を疑った。
コロナも徐々に落ち着きを見せ行動制限の解禁が近づきつつある、と同時にインバウンドで外国人観光客が戻ってくる・・・こんなことでは恥ずかしい・・・。
すぐさま「インフォメーション」に行き、スペリングの間違いを伝えた。
数ヶ月後、再び同じサービスエリアに立ち寄った。
一応、'Casher'は'Cashier'に訂正されてはいたが、'i'が'h'と'e'の間に窮屈そうに挿入されただけのお粗末な仕上がりにがっかりした。
「これがプロの仕事?もっと丁寧な仕事をしないと新装開店が泣くよ!」
間違えた方も手直しをした方も、もう少し仕事に対して大きな「愛('i')」があれば良かったのにね・・・!!
知らんけど。

ハウスタケカの独り言でした。

お正月、イタリアのペルージャ(Perugia)を訪ねる.

「明けましておめでとうございます。」
皆さん、ペルージャ(Perugia - 中田英寿が1998-2000、当時セリエA・ペルージャに所属)ってイタリアのどこにあるか知っていますか?
ブーツの形をした国のちょうど真ん中辺りです。
イギリスにいた私は、冬休みにユーレイルパス(Eurailpass - ヨーロッパ鉄道周遊券)を利用してペルージャの友達を訪ねた。
友人宅では歓待を受けた。
ディナーで、「これが本場イタリアのパスタだ。」とたらふく食したが、実はこれは前菜、メインの魚・肉料理が後に続き、残念ながら食べきれなかった。
元旦、地元の教会に行った時、一台の観光バスが到着、日本人観光客が降りてきたときには、「えっ!何故、ペルージャに日本人?」と驚いたが、アッシジ(Assisi ― 聖フランシスコ生誕の地、世界文化遺産)が近いと知って納得した。
本質的に多文化共生のヨーロッパは、鉄道が発達していて隣国にすぐに行ける。
途中、チューリヒ(Zurich)のホテルに泊まった。
そのホテルのバーの女性バーテンダーの話が興味深かった:

「スイスには公用語としてドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4言語あります。私の父はスウェーデン人、母はイギリス人、ボーイフレンドはドイツ人、そして今こうしてスイスで働いている私って一体、誰なの?自分のアイデンティティ(identity ― 要するに、「自分とは何ぞや?」の意)がよくわかりません・・・。」

島国の日本で生まれ育った私は、自分のアイデンティティについてあまり深く考えたことはなかった・・・。
ペルージャの後、実はもう一人の友達を訪ねて、地中海(the Mediterranean Sea)に浮かぶ島サルディ二ア(Sardinia)に船で渡った。
そして旅は続いた・・・。

ハウスタケカの独り言でした。

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