'a bottomless cup of coffee'って?

'a bottomless cup of coffee'って何だと思いますか?
'底の抜けた'(bottomless)カップに、もちろんコーヒーは注げません・・・実は、'bottomless' ⇒ 'free refill'(お代わり自由)の意味で、アメリカのレストランのメニューで実際に見かけた英語です・・・他に、'a bottomless cup of hot tea'、'a bottomless glass of iced tea'などもあったと記憶する・・・。

'waitperson'(給仕人 ― ウエーター、ウエートレスのこと)が、テーブルに「お代わり自由のコーヒー」をサービスに来る時、とてもにこやかに話しかけてくる...チップが彼らのプロとしての仕事の収入源であるからだと聞いたことがある・・・そして次のように声を掛けてくる:

Would you like a refill?
How about a refill?
Would you care for a refill?
(Would you like) another cup of coffee?
(Would you care for) more coffee? etc.

'Yes, please, thank you'. とか、要らない時は'No, thank you'. 又は、カップの上にそっと軽く手を当て、意思表示をする・・・。

実は、「お代わり自由」の'bottomless'は、イギリスでは見かけたことがないが、果たしてイギリス英語で一般的なのかは定かではない・・・。

因みに、レシート(receipt)の最後には次のように書かれていた:

Join us again soon ・・・ Thank you

まあ日本なら、差し詰め「またのお越しをお待ちしております。有り難うございました。」くらいの意味だろうか・・・?
知らんけど。

ハウスタケカの独り言でした。

史上初、全八冠の金字塔!・・・おめでとう!!

Sincere Congratulations !!(心からおめでとう!!・・・最後のsは必須!)

2023年10月11日、藤井聡太さんが弱冠21才2ヶ月で、将棋界で初めて全八冠を制覇・・・2020年7月の「棋聖」奪取の初タイトルから、わずか3年での快挙である。

全八冠制覇への軌跡は次の通りである:

「棋聖」奪取、初タイトル(2020年7月、17才11ヶ月)
「王位」奪取、二冠(2020年8月、18才1ヶ月)
「叡王」奪取、三冠(2021年9月、19才1ヶ月)
「竜王」奪取、四冠(2021年11月、19才3ヶ月)
「王将」奪取、五冠(2022年2月、19才6ヶ月)
「棋王」奪取、六冠(2023年3月、20才8ヶ月)
「名人」奪取、七冠(2023年6月、20才10ヶ月)
「王座」奪取、史上初の全八冠制覇(2023年10月11日)

2007年5才の夏、祖父に初めて将棋を教えてもらった・・・彼にとって、それが将棋との'運命的な出会い'・・・つまりセレンディピティ(serendipity)(*備考)だったというわけ・・・!!14才で棋士になってわずか七年での達成・・・「将棋はとても奥が深いゲームで、どこが頂上なのか全く見えません。まだ森林限界の手前です。」とは、インタビューでのコメント・・・森林限界をはるかに越える八つの頂を極めた人とは思えないコメント・・・何ら奢りがなく、謙虚さを忘れない・・・。

「'藤井'一強時代はしばらく続くのでは・・・」は、大方の専門家の見方のようだ・・・。知らんけど。 

ハウスタケカの独り言でした。

*備考:ブログ「セレンディピティとは・・・?」(2023 / 10 / 7)参照

写真出典:Wikipedia

藤井聡太.jpg

changeは世の中をchangeする!

A little change can change a lot.
(わずかなつり銭が、多くのことを変えることがある。)

これはアメリカの「マクドナルド(McDonald's)」のレジの角にある「寄付箱」(donation box)に書かれていた英語である。

最初の'change'は、もちろん「つり銭(小銭)」の意味・・・そして'a little'と'a lot'(= a lot of things)は、相反する言葉を用いて、'対比'(contrast)を効果的に演出している。

寄付箱には、つり銭(小銭)の硬貨がたくさん入っていた: 

penny(ペニー、1セント銅貨)
nickel(ニッケル、5セント白銅貨)
dime(ダイム、10セント白銅貨)
quarter(クォーター、25セント銀貨)

他に、硬貨は'half dollar'(ハーフダラー、50セント銀貨)と'dollar'(ダラー、1ドル銀貨)があるが、コインのサイズが大きすぎて入っていることは稀・・・でも、'one-dollar bill'(1ドル紙幣)や'five-dollar bill'(5ドル紙幣)が入っているのを見かけることがある・・・。

ところで、イギリスのロンドンでタクシーに乗った時のこと・・・降りる時にチップのつもりで、'Keep the change, please'.(どうぞつり銭は取っておいて下さい)と、一言・・・運転手は一瞬、やや驚いて、'Thank you very much indeed !!'・・・とても嬉しそうだった。今から思えば、チップとしては少し多すぎたかも・・・?!ここで語法でちょっと注意!つり銭'the change'の'the'は必須である。

ハウスタケカの独り言でした。

'セレンディピティ'とは・・・?

'セレンディピティ'(serendipity)(*備考)って聞いたことがありますか?・・・一般に、「思いがけないことを発見する能力(運良く発見したもの)」を言う・・・今週はノーベル賞の発表・・・残念ながら、今年の日本人の受賞はなかったが、ノーベル賞を受賞した日本人が、「実験の失敗が偶然、新しい発見につながった・・・。」と、時に口にする・・・科学分野では、失敗が思わぬ大発見につながる・・・実は、アメリカが世界に誇る「コカ-コーラ」も偶然の産物!・・・このように、セレンディピティは科学分野でよく使われる言葉であるが、ここに、科学の分野ではないが、一つのセレンディピティの話がある:

落語家、立川志の春(たてかわ しのはる)、47才・・・米国の名門イエール大学を卒業・・・三井物産に入社・・・楽しかったですが、本当にやりたいことは何だろうと、モヤモヤも抱えていた時、26才の時、初めて見た立川志の輔さんの落語の話術に心を奪われ、「この人に入門しなかったら後悔する」と直感的に思った・・・仕事は安定していて、両親は猛反対・・・それを押し切って、落語家の道へ・・・「セレンディピティ(偶然的な出会い)」を高めるように動く。失敗を恐れず、何でもやってみることが、学びや人生の選択につながってきたと感じる・・・一歩踏み出すことで、気付かなかった目標や、やりがいが見つかるかもしれません。偶然的な出会いを生かすも殺すも捉え方次第だと思います・・・。 (『朝日新聞』2023年8月30日)

セレンディピティは日本では馴染みの薄い言葉かもしれない・・・しかし、アメリカでは店や通りの名前に使われたり、映画『セレンディピティ』(Serendipity)(2001)まで公開されている・・・先ずは、勇気を持って一歩を踏み出すこと・・・失敗しても、その先には、新しい発見が待っているかもしれない・・・。

ハウスタケカの独り言でした。

*備考
セレンディピティ(serendipity):イギリスの作家Horace Walpole(ホレス-ウォルポール)が、寓話The Three Princes of Serendip(1754)の題名から作った造語(この主人公たちは捜してもいない珍宝をうまく偶然に発見する)、Serendipはセイロンの旧称(『日本国語大辞典』、『新英和大辞典』)

写真出典:Wikipedia

立川志の春.jpg