2008年「北海道洞爺湖サミット」でのこと・・・

昨日5月19日(金)から21日(日)まで「G7広島サミット」が開催されている。
重要課題は「ウクライナやインド太平洋地域を巡る情勢、核軍縮・不拡散、経済安全保障など」(出典:外務省の情報)とある。
そしてゼレンスキー大統領も来日するとの事で話題になっている。

ところで、2008年の「北海道洞爺湖サミット」のことである・・・「当時の首脳宣言の柱は、温室効果ガス削減で、2050年の半減が'望ましい'(desirable)と否定的に受け止められかねない草案の文言を、サミット前日に、踏み込んだ積極的な語感の'求める'(seek)に変更した。」(『読売新聞』、2023年5月17日)とある。
『ロングマン現代英英辞典』では、'desirable'と'seek'は次のように定義されている:

desirable: worth having or doing
「持つ」あるいは「する」価値のある
seek: try to achieve or get something
何かを達成しよう又は手に入れようとする

日本人(語)の感覚では、'desirable'(望ましい、好ましい)の方が合うのかもしれないが、国際舞台の外交の場では曖昧な文言は通用しない。
ど真ん中直球の'seek'(達成しようとする、手に入れようとする)の方が、「ハッキリ・クッキリ・スッキリ」で分かりやすい・・・サミット前日に、福田康夫首相(当時)の指示で、より踏み込んだ文言に変更されたようだ。
結果、サミットで達成感があったのか、新聞にワーキングセッション(working session)で談笑する福田首相とブッシュ大統領が写っていた。
知らんけど・・・

ハウスタケカの独り言でした。

写真出典(広島サミット):NHK WEB
写真出典(北海道洞爺湖サミット):Wikipedia

広島サミット.png

洞爺湖サミット(写真:Wikipedia).jpg