'デマ'(偽情報)と'誤報'

ちょうど100年前、1923年(大正12年)9月1日午前11時58分・・・関東大震災発生、マグニチュード7.9、死者・行方不明者は、10万5000人・・・未曾有の大惨事となった。

地震の揺れや火災と並んで、人々を恐怖に陥れたもの・・・それは、'デマ'だったと言われる・・・富士山が大爆発して噴火中だとか、東京湾に巨大津波が押し寄せるとか、市内の井戸に毒薬を入れた・・・などなど。特に、大きな災害時には、'デマ'や根拠のない曖昧な情報が飛び交うことが多い・・・それらを流したり拡散させたり、またそれらを安易に信じたりしないことが大切ですよね・・・。

ところで、'デマ'(偽(にせ)情報)と'誤報'は違う:

'誤報'は、間違って事実と違うことを知らせることで、そこには意図や思惑は全くない・・・英語で、'misinformation'と言う。

'デマ'はドイツ語'Demagogie'(デマゴギー)の略で、意図的に流す根拠のない偽(にせ)情報、流言蜚(飛)語(りゅうげんひご)・・・、英語で、'disinformation'と言う。

100年前とは異なり、今はネット情報化の時代・・・日々、膨大な情報が飛び交い、人々はありとあらゆる情報にさらされている・・・そんな環境の中、私達は情報をきちんと選別し、賢く取捨選択するそれなりの学習能力を身につけていて、昔ほど'デマ'に振り回されることがないのかもしれない・・・しかし、最近は'AI'(Artificial Intelligence, 人工知能)の登場で、デマも益々、巧妙になっているようだ・・・。知らんけど。  

ハウスタケカの独り言でした。