'cozy'(居心地のよい)な住宅を求めて・・・

前回7月1日のブログでも触れたが、今週末(7月7日~9日)日本で'housing affordability'
(適正な負担で良質な住宅を手にすることができること)をテーマに、世界の共通課題である住宅問題に関する大臣級の会合が開かれている。

そこで、日本の住宅と言えば'a rabbit hutch'(ウサギ小屋)という言葉が思い浮かぶ。
これは「日本の家屋の狭小なさまを形容した語で、1979年、EC(ヨーロッパ共同体)の内部資料'対日経済戦略報告書'で使われた」(『日本国語大辞典』)。
高度経済成長期の頃、日本人がせまい住宅に住みながらあくせく働いている姿を、「'うさぎ小屋'のように貧しくて小さな家に暮らす日本人が・・・」と言わんとばかり...日本の家屋を揶揄する表現と受け止められていたようだ。

ヨーロッパ人からすれば、日本の庶民の住宅はウサギ小屋に見える一面もあっただろうか。アジア~欧米、各国多種多様な文化の違いもあり、日本人の考える所謂"四畳半の究極の合理性"と表現されるモノは、快適と感じる質の違いもあり、理解されづらい側面も?とも感じる。

今は'a cozy house'が求められている。
'cozy'(《主に英》cosy)とは、'giving a feeling of comfort, warmth, and relaxation'(快適で暖かみがあってリラックス感を与える)(『オックスフォード英英辞典』)の意味で、住み心地のよい快適な家とか部屋を形容する語として使われる・・・住宅に求めているのは、高性能高機能を兼ね備えた'a cozy little house'(住み心地のよい小さな家)である・・・日本で住宅に関して開催されている国際会議の成果に期待したいものだ・・・知らんけど。

ハウスタケカの独り言でした。