「~についてどう思いますか?」を英語では?

下記は、英語の文の文法性・非文法性について'英語母語話者'(native speakers of English)に聞いたものである(%は、文法性を容認する割合):

(1)What do you think about his idea? (96%)
(2)How do you think about his idea?  (1%)
(3)What do you feel about his idea?  (11%)
(4)How do you feel about his idea?   (89%)
(5)どれも使わない          (1%)
(引用:『オーレックス英和』)

もちろん、意味は'あなたは彼の考えについてどう思いますか?'・・・で、ポイントは、どうやら疑問詞(what / how)と動詞(think / feel)の組み合わせのようだ・・・基本的に、動詞'think'は「論理的に考える」⇒「論理的思考」、'feel'は「何となく感じる・思う」⇒「感覚的感情」を意味する。

なので、論理的思考の'think'は、具体的な'what'(何)との結びつきが、また感覚的感情の'feel'は'how'(どのように)との結びつきが強い、と言えるのではないだろうか?・・・これで、(1)(4)の文法性の容認度の高い理由がわかる。

ところが、日本人は'~についてどう思いますか?'の日本語の'どう'(how)(方法・手段)と'思う'(think)を結びつけて、案外と(2)の英文を作る人が多いように思う・・・が、調査結果から、明らかに非文法的な文である。

このようなアンケートは、'インフォーマント・リサーチ'(informant research)と呼ばれるもの・・・研究者が母語話者に質問して、言語の分析・記述に必要な情報を求める調査・・・そして母語話者の直観的な自然な反応は、文の文法性・非文法性の判断に有効なデータを提供してくれる・・・。

ハウスタケカの独り言でした。 

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