英語広告の「ダジャレ」

マーケティングに「アイドマの法則」というのがある・・・もう100年以上も前にアメリカ人が提唱したらしいが、今でも通用する法則で、消費者が商品の存在を知ってから購入するまで、5段階の心理プロセスがあると言う: 

1.A (Attention) 注意  
2.I (Interest) 関心
3.D (Desire) 欲求
4.M (Memory) 記憶
5.A (Action) 行動

商品を「広告」する時、注意 ⇒ 関心 ⇒ 欲求 ⇒ 記憶 ⇒ 行動の流れが完結して初めて、「広告」が「広告」としての機能を果たす・・・この心理的な流れは、観光地の名所・名物などを紹介する「パンフレット」(pamphlet or brochure)の場合も、基本的に同じ・・・で、広告・宣伝内容が、いかに観光客の目に留まり、気を引いて、行動に移してもらうかがポイントである。

最近は、スマホを片手に行楽地を歩く観光客が多く、一昔前のリーフレット(leaflet)タイプの「パンフレット」が少なくなっている・・・しかし紙媒体の広告・宣伝は読み返しができ、その場限りのスマホにはない楽しみがある・・・で、広告のキャッチ-コピーは、気を引くダジャレが効果的!・・・以下は、アメリカの観光地で見つけたダジャレ広告2例である:

Wallcome to the World's Most Famous Drugstore!
  (世界で最も有名なドラッグ-ストアにようこそ!)
これは'Wall Drug'という超巨大ドラッグ-ストアの広告・・・広大な迷路のような敷地に、多種多様な店が集まり、いったん中に入れば迷子になりそう・・・「世界で一番有名なドラッグストア'Wall Drug'にようこそ'Welcome'(Wallcome)!」である。

A Pawsitively Fun Family Experience
    (めっちゃ楽しい家族の体験)
これは熊の縫いぐるみを作るワーク-ショップ(workshop)・・・「テディベア」(teddy bear)の熊の縫いぐるみは、アメリカでは有名(第26代大統領Theodore Rooseveltが、狩猟中に小熊を救ってやったという逸話に由来)・・・で、家族で熊の縫いぐるみを作るのは、「めっちゃ楽しい」(positively fun)ですよ・・・'pawsitively'の'paw'は「かぎ爪」の意味・・・。

果たして、これらのダジャレが集客につながるかどうかは分からない・・・ただ、面白く人々の記憶に残ることは確かである・・・知らんけど。

ハウスタケカの独り言でした。 

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