'ジブラルタル海峡'を渡る・・・!

スペインとアフリカのモロッコ(Morocco)の間の'ジブラルタル海峡'(the Strate of Gibraltar)を船で渡ったことがある・・・実はその時、船の甲板で海峡を眺めながら、中学校の地理の授業を思い出していた・・・また、何故?? 

当時、通っていた中学校にユニークな地理の先生がいた・・・その先生は、超個性的!・・・黒板に世界地図を広げ、指示棒で世界の国々を説明する時、片足を貧乏揺すりさせながら、片目を半分閉じ、声は浪曲風の響き・・・そして説明がヨーロッパのスペインからアフリカのモロッコに移る時、地中海(the Mediterranean Sea) と大西洋(the Atlantic Ocean)をつなぐジブラルタル海峡を、「ジブドゥルドゥルドゥルドゥル海峡」と、わざ(?)と喉を震わせた・・・その瞬間、クラスの皆は「えっ?」と呆気にとられた・・・そして、その海峡を今まさに、こうして船で渡っている自分がいると思うと、何とも言えない不思議な感覚に陥り、中学時代を思い出すと同時に何となく笑いがこみ上げてきた・・・。 

ところで、この旅行はケンブリッジ(Cambridge)にいた時、同じカレッジの香港からの留学生二人と日本人の留学生(経産省からの派遣)と私の4人で計画・・・緯度的に北海道の北の樺太(サハリン)に位置するイギリスの冬は、日没が早くて寒い・・・それで冬休みはどこか明るくて暖かい所に行こう、ということで話がまとまった・・・で、旅行社の「スペイン・ポルトガル・モロッコ三カ国バスツアー」に参加した・・・ツアー客の集合・解散は、スペイン南東部のアリカンテ(Alicante)・・・約10日間のバス旅行で、旅程(itinerary)は次の通り:

イギリスから飛行機で移動・・・アリカンテ(スペイン)集合(以下、バス旅行) ⇒ マドリード(スペイン首都) ⇒ リスボン(ポルトガル首都) ⇒ セビリア(スペイン) ⇒ ジブラルタル(*備考) ⇒ ラバト(モロッコ首都)⇒ カサブランカ ⇒ (再度、ジブラルタル海峡)⇒ アリカンテ、解散・・・飛行機でイギリス・・・バスでケンブリッジ、そしてダーウィン-コリッジ(Darwin College)

スペインのアリカンテの地中海沿岸は避寒地で、日が比較的長く、流石に暖かかった・・・10日ぶりに、日の暮れるのが早くて寒いイギリス・・・そして、またコリッジの生活に戻った。

ハウスタケカの独り言でした。

(*備考):
ヨーロッパ南西部、イベリア半島の南端近くに位置するイギリスの植民地、自治領。首都ジブラルタル。長さ約4.8km、幅1.2kmの石灰岩から成る岩山状の半島(通称、ジブラルタルの岩)。地中海の西の出入口ジブラルタル海峡を押さえる、戦略上、交通上重要な位置を占める。(以上、『ブリタニカ国際大百科事典』より)・・・とにかく狭小なので、国際空港は、特に着陸が世界一難しい、と聞いたことがある・・・知らんけど。

ところで、2022年12月19日から週1回のペースで続けてきた『英語絡みブログ』ですが、今週(第91回)で終了します。これまで駄文に付き合ってくださった皆様に心より感謝申し上げます・・・ I sincerely appreciate it !!

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「スポーツマン」は、何をする人・・・?

アメリカ「南ダコタ州」(South Dakota)の「州鳥」(state bird)は「キジ」(pheasant)・・・ハンターにとって、秋は待ちに待ったキジ狩猟解禁の季節・・・で、私のいた年の10月の地元新聞に、それが大きく取り上げられていた:

  100,000 sportsmen arrive for pheasant opener(headline, 大見出し)
10万人の狩猟家がキジの解禁で来る(ヘッドライン、大見出し)

・・・ More than 100,000 hunters are expected to take part in what could be the best pheasant hunting since the 1940s, with pheasant-rich areas near Mitchell taking center stage for out-of-state visitors ・・・

(試訳)・・・ミッチェル近郊のキジがたくさん生息しているエリアは、州外のハンターの注目の的で、10万人以上のハンターが、1940年代以来たぶん最高の狩りになるシーズンに参加するのでは、と期待されている。

そう、もうお分かりでしょう!・・・「スポーツマン」(sportsman)とは「狩りをする人」(hunter)のことです・・・人口2万人足らずの小さな町ミッチェルに、その数倍ものハンターが集まることになる・・・一体、宿泊施設は足りるのか?!・・・知らんけど・・・とにかく、ミッチェルにとってはうれしい悲鳴!!

英英辞典(『ロングマン現代英英辞典』)は'sportsman'を次のように記す:

(AmE) a man who enjoys outdoor activities such as hunting and fishing
(米語)例えば狩猟や魚釣りなど屋外活動を楽しむ人

ところで、カタカナ語の「スポーツマン」に対応する英語は、一般に'athlete'・・・テニス-プレーヤーの大坂なおみが、'BLM'(Black Lives Matter)(黒人の命も大切だ)で言った言葉が思い出される:

Before I am an athlete, I am a black.
私は一人のスポーツ選手である前に一人の黒人です。

ハウスタケカの独り言でした。

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'budgetel'(バジッテル)とは?

'budgetel'って何だと思いますか?・・・そうです、'budget'(手頃な値段の)+'hotel'(ホテル)⇒'budgetel'(予算に見合った手頃なホテル)のことで、実際にアメリカにあったモーテル(motel)です・・・で、総じて宿泊料金が手頃なモーテルの命名としては、ピッタリだと思いませんか・・・?!

以前、ブログ(2023年4月8日)で話題にした'朝食昼食兼用の食事''brunch'(breakfast+lunch)も'budgetel'と同じように、二つの語の一部を合体して作った新しい語で、これらは'混成語'(blend)と呼ばれているものです・・・。

実は、日本語でも英語と同じように、異なる二つの語を組み合わせて混成語を創り出す作業は、日常的に無意識のうちにやっている。例えば:  

卒業論文 ⇒ 卒論、就職活動 ⇒ 就活、棚からぼた餅 ⇒ 棚ぼた、ファミリーレストラン ⇒ ファミレス・・・などなど、枚挙にいとまがない。

これって'言語の経済性'(language economy)の観点から、言語の普遍的特徴の一つだと考えるがどうでしょうか?・・・現在、世界に7、000語あるといわれる言語(備考:2023年4月29日ブログ)・・・文字を持つ・持たないに関係なく、基本的に意思疎通が目的で用いられる言語・・・その言語を、相手に効率良く早く伝えたいという意識から、二つの言葉を短くして、混成語と呼ばれる新しい言葉を創り出すのは、どの言語においても自然な精神作業なのかもしれない・・・知らんけど。

因みに、私の知る限り、'budgetel'(バジッテル)の混成語は、未だ認知されていないようで、英語の辞書に記載がない・・・上記の日本語の混成語は、もちろん全て認知されているので、辞書に載っている・・・。 

ハウスタケカの独り言でした。 

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日本語とは・・・? 英語とは・・・?

日本語と英語の特徴は、一般に次のように言われている: 

日本語は'聞き手責任'(addressee responsibility)の言語だと言われる・・・日本人同士が対話しているのを見ていると、'聞き手'(addressee)がしばしば'話し手'(addresser)の言っていることに首を縦にふって相槌を打っている・・・比較的年配同士の方がより顕著である・・・おそらく無意識だろうが、大きくうなずいたり小さくうなずいたり・・・日本語は論理関係を明確にしないビーズ(beads)のようなもの・・・そのビーズの穴に糸を通して、話全体の理解に努めるのが聞き手の責任・・・そして首を縦に振って相槌を打つのは、'「今、(あなたの)話をちゃんと聞いて理解に努めていますよ」感'を出している、と言うわけである・・・。  

このように、相手の話に合わせてうなずく・・・これは、日本語の特徴である・・・しかし、相手が英米人なら'首を縦にふる'のは、往々にして同意のしぐさと誤解されかねないから注意する必要がある・・・。

それに対して、英語は'話し手責任'(addresser responsibility)の言語だと言われる・・・日本語と異なり、英語はより論理的・・・最初からビーズに糸が通っていて、論理関係が分かりやすい・・・聞き手は話し手の目をじっと見て聞き、そして今度は話し手となって対話が先へと進む・・・途中、日本人のように首を縦に振ることもあるが、それは通常、相手の話の内容に賛同している意思表示で、日本人のように'「今、聞いていますよ」感'を出しているのではない・・・英語は'話し手責任'の言語だと言われる所以である。

しかし、実際の対話では、日本語も英語も'発話交替'(turn-taking)が整然と行われることは稀・・・時には感情的になり、割り込みによる'発話奪取'(turn-stealing)が起こったりして、なかなか整然とは進まない・・・まあ 一度日本語でも英語でも対話しているところを'人間観察'(people-watching)してみては?・・・面白いですよ・・・色々なものが見えてきますよ・・・知らんけど。

ハウスタケカの独り言でした。

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100度超えの気温とは・・・?!

8月、サンフランシスコ(San Francisco)の大学キャンパスにある温度計(thermometer)は、102度を指していた・・・お湯の沸騰点が100度なのに、102度とはどういうこと?・・・最初、慣れるまで100度超えの温度にピンとこなかった・・・そう、アメリカでは、気温(temperature)や体温((body) temperature)は、日本のように摂氏(Celsius、℃)ではなく華氏(Fahrenheit、℉)を使う(備考1)・・・で、その年のサンフランシスコの7,8月の夏は、とにもかくにも暑かった!

日本では、気温が25度を超えれば夏日、30度を超えれば真夏日そして35度を超えれば猛暑日と言って、夏の暑さの目安として我々は一応、感覚的に慣れ親しんでいる・・・そう!感覚的になんです!・・・いきなり、102度って言われても困りますよね・・・で、華氏から摂氏への換算式を覚えておけば、摂氏温度で感覚的にどの程度の暑さかが分かり、とても助かったのを覚えている・・・アメリカに行く人は、是非、覚えておいてください・・・。

冬の寒さも同じ・・・次第に冬が近づき寒くなってくると、華氏32度で摂氏0度なので、私なんか、華氏40度辺りになると、摂氏5度を切ってくる感覚なので、「冬が近いなあ。」と感じたものです・・・尤も、個人差はあると思うが・・・知らんけど。

歴史的に、アメリカはもちろんイギリスの流れで、長さ・質量・面積・容積は「ヤード・ポンド法」(yard-pound system)・・・しかし近年は、そのイギリスでも合理的な「十進法」(decimal system)の「メートル法」(metric system)が一般化しつつあり(備考2)、天気予報は今では摂氏温度が使われている・・・。

YouTubeの'Sky News'でも、アメリカを含め世界各地の気温は全て、摂氏で紹介されている・・・では、何故アメリカは、未だに世界の流れにあった合理的な十進法の「メートル法」を採用しないのか、実はアメリカで尋ねたことがある・・・曰く:確かに「メートル法」の方が合理的であるのは分かるが、この大国のアメリカで、長年慣れ親しんでいるシステムを変えるのは大変なこと・・・「ヤード・ポンド法」の方が、感覚的に慣れて体に染み込んでいる・・・そうなんです!今のところ、合理性より「感覚的慣れ」を優先しているようです・・・で、アメリカ連邦政府は、一体「メートル法」への転換を、議論のテーブルに載せて真面目に考えようとしているのだろうか??・・・知らんけど。

ハウスタケカの独り言でした。

(備考1)
・Celsius(セルシウス)は、摂氏(セ氏)の温度目盛を考案したスウェーデン
 の天文学者より
・Fahrenheit(ファーレンハイト)は、華氏(カ氏)の温度目盛を考案したド
イツの物理学者より
 華氏 ⇒ 摂氏への換算式:C = (F-32)×5/9
 摂氏 ⇒ 華氏への換算式:F = C×1.8+32                 

(備考2)
対外的には「メートル法」のイギリスでも、国内では一部、根強く「ヤード・ポンド法」が用いられていて、メートル表記の看板をヤード表記に書き換える抵抗組織(Active Resistance to Metrication)が活動しているとか・・・?

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