「スタグフレーション」を実感!?

『朝日新聞』(2024年3月16日)第一面の「大見出し」(headline)が目に飛び込んできた:

  春闘賃上げ率 平均5.28%
  連合初回集計 33年ぶり 高水準

30数年ぶりの高水準の賃上げ!?・・・果たして、世間の景気は良いのか悪いのか?・・・最近、ネットで無作為に選ばれた五千数百人を対象に、景気動向に関するアンケート調査が実施された・・・統計学(statistics)で、アンケートは一般に、「母集団」(population)のサンプルが数千あれば、一応は信頼に足る結果が得られると言われる・・・で、結果は次の通りであった:

良くなっている          3.1%
どちらかと言うと良くなっている  4.8%
どちらかと言うと悪くなっている  21.1%
悪くなっている          67.6%
どちらとも言えない / わからない   3.4%

これは驚きの結果!!・・・どちらかを含め、9割近くの人が景気は悪くなっている、と感じている・・・新年度を前に、数万円単位の大幅な'ベースアップ'(賃金の基準引き上げ)が発表されているようだが、これは大企業を中心とする一部の潤っている企業だけで、大半はわずかなアップのみ・・・それも世間の物価高騰を考慮に入れると、賃金の引き上げは、相対的に物価高に追いついているとは言い難い・・・また、企業の内部留保の問題もあり、どうも会社の利益が社員に還元される仕組みには成っていないようだ・・・となると、庶民の生活は益々厳しくなる一方で、アンケートの結果がそれを物語る。 

加えて、円安の影響で相対的に外国人が「豊か」になり、その「お得感」からか、外国人観光客の数は増加の一途・・・安い・おいしい・親切な・安全な日本は人気が高い・・・それがさらに物価の高騰を後押ししているようだ。

で、庶民の実感は、「景気停滞」(stagnation)なのに「物価高」(inflation)・・・このような状態を'stagflation'((経)スタグフレーション:景気停滞下の物価高)と言う・・・「経済用語」(economic term)だが、経済やマスコミの世界では普通に使われている言葉である・・・知らんけど。 

ハウスタケカの独り言でした。 

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